平成29年 春期 ITパスポート 問25

企業が、異質、多様な人材の能力、経験、価値観を受け入れることによって、組織全体の活性化、価値想像力の向上を図るマネジメント手法はどれか。

 ア  カスタマーリレーションシップマネジメント
 イ  ダイバーシティマネジメント
 ウ  ナレッジマネジメント
 エ  バリューチェーンマネジメント


答え イ


解説

 ア  カスタマーリレーションシップマネジメント(Customer Relationship Management、顧客関係管理)は、企業内のすべての顧客チャネルで情報を共有し、サービスのレベルを引き上げて顧客満足度を高め、顧客ロイヤリティの最適化を図るマネジメント手法です。
 イ  ダイバーシティマネジメントは、企業が、異質、多様な人材の能力、経験、価値観を受け入れることによって、組織全体の活性化、価値想像力の向上を図るマネジメント手法です。
 ウ  ナレッジマネジメント(knowledge management)は、企業内に散在している知識を共有化することによって、全体の問題解決力を高めることを図るマネジメント手法です。
 エ  バリューチェーンマネジメント(value chain management)は、業務を「購買物流」「製造」「出荷物流」「販売・マーケティング」「サービス」という5つの主活動と、「調達」「技術開発」「人事・労務管理」「全般管理」の4つの支援活動に分類し、製品の付加価値がどの部分で生み出されているかを分析し、価値の連鎖の最適化を図るマネジメント手法です。


キーワード
・ダイバーシティマネジメント

キーワードの解説
  • ダイバーシティマネジメント(diversity management)
    ダイバーシティとは“多様性”のことで、性別・国籍・職歴・年齢や性格・価値観など、外的あるいは内的な違いを「その人がもつ個性」ととらえ、それぞれの個性を尊重して一人ひとりを生かしていくことで多様性を競争の優位性として行く管理手法のことです。

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