平成29年 春期 応用情報技術者 午前 問15

図に示す二つの装置から構成される並列システムの稼働率は幾らか。
ここで、どちらか一つの装置が稼働していればシステムとして稼働しているとみなし、装置A、Bとも、MTBFは450時間、MTTRは50時間とする。

 ア  0.81  イ  0.90  ウ  0.96  エ  0.99


答え エ


解説
MTBFとMTTRから稼働率を求める計算式は
 稼働率 = MTBF÷(MTBF + MTTR)
なので、装置A、Bの稼働率は
 450時間÷(450時間 + 50時間) = 0.9
装置Aと装置Bは並列接続で、どちらか一方が稼働していればシステムとして稼働しているので、システムの稼働率は
 1 - (1 - 0.9)×(1 - 0.9) = 0.99
(エ)になる。


キーワード
・稼働率稼働率

キーワードの解説
  • 稼働率
    修理可能な機器や部品などが、ある特定の時間(瞬間)に機能を維持している確率(瞬間稼働率)、または規定の時間で機能を維持している確率(平均稼働率)のことです。
    値としては0〜1で、稼働率が1ならば故障している時間がないことになります。
    また、ある装置の稼動率をx とすると、その装置の故障率は(1-x )になります。

もっと、「稼働率」について調べてみよう。

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