平成29年 春期 応用情報技術者 午前 問76

いずれも時価100円の株式A〜Dのうち、一つの株式に投資したい。
経済の成長を高、中、低の三つに区分したときのそれぞれの株式の予想値上がり幅は、表のとおりである。
マクシミン原理に従うとき、どの株式に投資することになるか。

単位 円
経済の成長
株式
A 20 10 15
B 25 5 20
C 30 20 5
D 40 10 -10

 ア  A  イ  B  ウ  C  エ  D


答え ア


解説
マクシミン原理なので、株式A〜Dの最悪の値を探します。

  • 株式A
    経済の成長が中のときの10
  • 株式B
    経済の成長が中のときの5
  • 株式C
    経済の成長が低のときの5
  • 株式D
    経済の成長が低のときの-10
この値を比較し、最も大きいものを選択するのがマクシミン原理なので株式A(ア)が投資対象になります。


キーワード
・マクシミン原理

キーワードの解説
  • マクシミン原理
    様々なケースが考えられるときにどのケースを選択すればいいかという決定理論の一つで、各ケースの最悪値を比較し、最も良い場合を選択する方法です。
    ミニマックス原理とも呼ばれます。
    決定理論には他に、ラプラスの原理、マクシマックス原理、ハーヴィッツの原理、リグレット・ミニマックス原理などがあります。

もっと、「マクシミン原理」について調べてみよう。

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