ロックの粒度に関する説明のうち、適切なものはどれか。
ア |
データを更新するときに、粒度を大きくすると、他のトランザクションの待ちが多くなり、全体のスループットが低下する。 |
イ |
同一のデータを更新するトランザクション数が多いときに、粒度を大きくすると、同時実行できるトランザクション数が増える。 |
ウ |
表の全データを参照するときに、粒度を大きくすると、他のトランザクションのデータ参照を妨げないようにできる。 |
エ |
粒度を大きくすると、含まれスデータ数が多くなるので、一つのトランザクションでかけるロックの個数が多くなる。 |
答え ア
【解説】
ア |
データを更新するときに、粒度を大きくすると、他のトランザクションの待ちが多くなり、全体のスループットが低下します。(〇) |
イ |
同一のデータを更新するトランザクション数が多いときに、粒度を大きくすると、他のトランザクションの待ちが多くなり、同時実行できるトランザクション数は減ります。(×) |
ウ |
表の全データを参照するときに、粒度を大きくすると、他のトランザクションのデータ参照を妨げてしまいます。(×) |
エ |
粒度を大きくすると、含まれスデータ数が多くなるので、一つのトランザクションでかけるロックの個数は少なくなります。(×) |
【キーワード】
・ロックの粒度
【キーワードの解説】
- ロックの粒度
保護するデータの大きさのことで、ロックの粒度を荒くするとオーバヘッドは小さいが、競合が発生する可能性が高くなります。
また、ロックを管理するためのリソース(メモリ)の使用量は少なくてすみます。
逆にロックの粒度が細かくなるとオーバヘッドが増えスループットは低下しますが、競合が発生する可能性は小さくなります。
そして、ロックを管理するためのリソースの使用量は多く必要になります。
もっと、「粒度」について調べてみよう。
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