システムの信頼性指標に関する記述のうち。適切なものはどれか。
ア |
MTBFとMTTRは、稼働率が0.5のときに等しくなる。 |
イ |
MTBFは、システムが故障してから復旧するまでの平均時間を示す。 |
ウ |
MTTRは、MTBFに稼働率を掛けると求めることができる。 |
エ |
MTTRは、システムに発生する故障と故障の間隔の平均時間を示す。 |
答え ア
【解説】
ア |
稼働率を求める計算式は“MTBF÷(MTBF + MTTR)”なので、MTBFとMTTRは、稼働率が0.5のときに等しくなります。 |
イ |
MTBFは、システムに発生する故障と故障の間隔の平均時間です。 |
ウ |
MTTRは、MTBF×(1 - 稼働率)÷稼働率で求めることができます。 |
エ |
MTTRは、システムが故障してから復旧するまでの平均時間です。 |
【キーワード】
・MTBF
・MTTR
【キーワードの解説】
- MTBF(Mean Time Between Failure(s))
平均故障間隔のことで、システムが動作を開始してから故障するまでの時間である。
この時間が長いほどシステムとしての信頼性・稼働率が高くなる。
- MTTR(Mean Time To Recovery または Mean Time To Repair)
平均修復時間のことで、システムが故障して停止したときに復旧して動作を開始するまでの時間である。
この時間が短いほどシステムとしての信頼性・稼働率が高くなる。
もっと、「MTBF」について調べてみよう。
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