システム運用サービスを提供するデータセンターにおいて、サーバに仮想化技術を用いることによって得られる利点のうち、適切なものはどれか。
ア |
サーバクラスタリングシステムの処理能力を増強する場合、より高速なCPUに変更すれば、ソフトウェアの基本ライセンスの見直しをしなくてよい。 |
イ |
大規模データの分散処理を実現するソフトウェアApache Hadoopを用いて構築したシステムの場合、1台の物理サーバ上に構築した環境を用いて、処理能力を検証できる。 |
ウ |
データセンター全体の電力消費量を削減するために少数の物理サーバに処理を集約する場合、ライブマイグレーションを行えば、移行する際にサービスを停止しなくてよい。 |
エ |
物理サーバの台数を削減する場合、仮想サーバを、応答時間の長い時間帯が重ならないようにして、少数の物理サーバ上に再配置すれば、現状の応答時間を保証できる。 |
答え ウ
【解説】
ア |
サーバクラスタリングシステムの処理能力を増強する場合、より高速なCPUに変更するだけでなく、ソフトウェアの基本ライセンスの見直しを行います。(×) |
イ |
大規模データの分散処理を実現するソフトウェアApache Hadoopを用いて構築したシステムの場合でも、1台の物理サーバ上に構築した環境を用いて、処理能力を検証することはできません。(×) |
ウ |
データセンター全体の電力消費量を削減するために少数の物理サーバに処理を集約する場合、ライブマイグレーションを行えば、移行する際にサービスを停止をなくすことができます。(〇) |
エ |
物理サーバの台数を削減する場合、仮想サーバを、応答時間の長い時間帯が重ならないようにして、少数の物理サーバ上に再配置しても、現状の応答時間の保証はできません。(×) |
【キーワード】
・ライブマイグレーション
【キーワードの解説】
- ライブマイグレーション(live migration)
仮想マシンで稼働しているOSやソフトウェアを停止させずに、丸ごと別の物理コンピュータに移動させることです。
ハードウェアのメンテナンスや部品の交換が必要になったときサービスを停止させずに対応することができます。
もっと、「ライブマイグレーション」について調べてみよう。
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