OpenPGPやS/MIMEにおいて用いられるハイブリッド暗号方式の特徴はどれか。
ア |
暗号通信方式としてIPsecやTLSを選択可能にすることによって利用者の利便性を高める。 |
イ |
公開鍵暗号方式と共通鍵暗号方式を組み合わせることによって鍵管理コストと処理性能を両立を図る。 |
ウ |
複数の異なる共通鍵暗号方式を組み合わせることによって処理性能を高める。 |
エ |
複数の異なる公開鍵暗号方式を組み合わせることによって安全性を高める。 |
答え イ
【解説】
ア |
暗号通信方式としてIPsecとTLSを選択可能にすることによって利用者の利便性を高めるのは、HTTPSなどです。 |
イ |
公開鍵暗号方式と共通鍵暗号方式を組み合わせることによって鍵管理コストと処理性能の両立を図るのは、ハイブリッド暗号方式です。 |
ウ |
複数の異なる共通鍵暗号方式を組み合わせることによって処理性能を高める暗号方式は、金融関連の通信で使用されていたと思います。 |
エ |
複数の異なる公開鍵暗号方式を組み合わせることによって安全性を高める暗号方式はないと思います。 |
【キーワード】
・ハイブリッド暗号
【キーワードの解説】
- ハイブリッド暗号(hybrid cipher)
公開鍵暗号と共通鍵暗号を組み合わせた暗号化方式で、公開鍵暗号によって共通鍵暗号方式の暗号化鍵を配送し、その暗号化鍵を使ってデータの暗号化を行います。
公開鍵暗号と共通鍵暗号を組み合わせて使用することで鍵の配送と、データの機密性の実現が容易になります。
もっと、「ハイブリッド暗号」について調べてみよう。
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