平成18年 秋期 基本情報技術者 午前 問26

横1,600画素、縦1,200画素で、24ビットのカラー情報をもつ画像が撮影できるデジタルカメラがある。
このカメラに8Mバイトの記録用メモリを使用すると、何枚の画像が記録できるか。
ここで、画像の圧縮はしないものとする。

 ア  1  イ  4  ウ  11  エ  15


答え ア


解説
縦1,600画素、横1,200画素、1画素24ビット(3バイト)なので、1枚の画像データのサイズは
 1,600×1,200×3=5,760,000バイト
になります。
記録用のメモリのサイズは 8Mバイト(8,388,808バイト)なので、
 8,388,808÷5,760,000=1.46
になり、この中に記録できる画像は1枚(ア)になります。

問題で出てきたデジタルカメラは5.4メガ と呼ぶことができます。
実際のデジタルカメラでは、必ず(と言って良いほど)圧縮が行われていますので、1枚の記録用メモリに多くの画像を記録することができます。
圧縮していない場合でも、PCで表示用にビットマップというフォーマットにするためヘッダー(付加情報)をデジタルカメラ内でつけています。


キーワード
・画素
・圧縮

キーワードの解説
  • 画素
    ピクセルともいい、コンピュータで画像を扱うときの最小単位で、画像を構成している点のことです。
    画素数が大きくなるほど情報量が多くなり細かいものまで表示できるようになります。
    この1つの点にどの程度の情報を持たせるかで色諧調が決まり、1画素:1ビットなら白黒になります。
    問題の24ビットカラーとは、赤:8ビット(0〜255)、青:8ビット(0〜255)、緑:8ビット(0〜255)の数だけ色を表示できて、計16,777,216色になります。
  • 圧縮
    圧縮技術には元に戻すことのできる可逆圧縮と、元に戻せない非可逆圧縮があります。ZIPやLZHなどの文書ファイルの圧縮に使うものは可逆圧縮で、画像や音声では非可逆圧縮も使われます。
    非可逆圧縮は人が画質や音声の劣化を感じさせない程度にデータを減らすことができるため、非可逆圧縮が使われることが多いです。
    主な画像の圧縮技術としてはGIF(可逆圧縮)、JPEG(非可逆圧縮)があります。

もっと、「画像」について調べてみよう。

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