表は、あるプログラムの入力データを、有効同値クラスと無効同値クラスに分けたものである。
同値分割法によってテストケースを設計する場合、最小限のテストデータの組合せとして、適切なものはどれか。
同値クラス |
データ |
無効同値クラス |
-2, -1.0 |
有効同値クラス |
1, 2, 3, 4, 5 |
無効同値クラス |
6, 7, 8 |
ア |
-2, 0, 1, 5, 6, 8 |
イ |
0, 1, 5, 6 |
ウ |
-1, 3, 6 |
エ |
1, 5 |
答え ウ
【解説】
問題では、有効同値クラスは1〜5までで、0以下と6以上が無効同値クラスなので、テストデータとしては0以下から1個、1〜5から1個、6以上から1個のデータを持っているものが答えになる。(ウ)
テストデータとして考えると、アは冗長ではあるので問題ないが、イやエだとテストデータとして不足していて、これだけしかテストをしない場合、テスト結果の確認で(レビュー時に)品質保証担当からクレームが来る。
テストデータ作成の考え方には他に「境界値分析」「デシジョンテーブル」などがあります。
【キーワード】
・同値分割法
【キーワードの解説】
- 同値分割法
起こりうるすべての事象をいくつかのグループに分け、各グループから代表値を選んでテストを行う方法です。
このグループを「同値クラス」といい、同様の出力結果が得られる入力値の集合です。
有効同値クラスとはシステムの入力として有効(正しい)なもので、無効同値クラスとはシステムの入力として無効(エラー)なものです。
もっと、「同値分割」について調べてみよう。
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