平成18年 秋期 基本情報技術者 午前 問46

表の機能と特性をもったプログラムのファンクションポイント値は幾らか。
ここで、複雑さの補正係数は0.75とする。

ユーザーファンクションタイプ 個数 重み付け係数
外部入力
外部出力
内部論理ファイル
外部インタフェースファイル
外部照会
1
2
1
0
0
4
5
10
7
4

 ア  18  イ  24  ウ  30  エ  32


答え ア


解説
ファンクションポイント値を求める計算式は
 Σ{(ファンクションタイプ毎の)個数×重み付け係数}×(複雑さの補正係数)
になります。

問題のプログラムのファンクションポイント値を計算すると

  • 外部入力 = 1×4 = 4
  • 外部出力 = 2×5 = 10
  • 内部論理ファイル = 1×10 = 10
  • 外部インタフェースファイル = 0×7 = 0
  • 外部照会 = 0×4 = 0
になり、複雑さの補正係数は0.75なので
 ファンクションポイント値 = (4 + 10 + 10 + 0 + 0)×0.75 = 18
(ア)になります。


キーワード
・ファンクションポイント法
・ファンクションポイント値

キーワードの解説
  • ファンクションポイント法
    ファンクションポイント法とは、ソフトウェアの規模を表すための尺度のことで、主にソフトウェアの外部仕様から見て規模を見積もるときに使います。
    具体的には、開発するソフトウェアの画面は何種類か、アクセスするファイルの種類・数、印刷する帳票の種類などから、ソフトウェアの機能の量を求めて、各機能の開発にどの程度かかるか(重み付け係数)を考慮して、開発するソフトウェアの見積りを行います。
    ファンクションポイント法の問題は重み付け係数が各社(者)各様の経験で決まってしまうことと、新しい分野には適用できないことでしょうか。
  • ファンクションポイント値
    ファンクションポイント値はファンクションポイント法で求めた、ソフトウェアの規模のことです。

もっと、「ファンクションポイント法」について調べてみよう。

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