オンラインシステムの障害対策に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア |
ジャーナルファイルやマスタファイルのバックアップファイルは、すぐに復旧処理ができるようにオリジナルファイルと同一の場所に保管する。 |
イ |
トランザクションの処理が正常に終了できなかったときは、トランザクション開始直前の状態に戻すために、ロールフォワード処理を実行する。 |
ウ |
マスタファイルと、一定時間ごとに作成したマスタファイル更新用のトランザクションファイルを用いて、システム障害発生直前の最新データを復元する。 |
エ |
マスタファイルは、オンラインサービスの終了時にバックアップを取得するだけでなく、システムの特性に応じた時期にバックアップファイルを取得する。 |
答え エ
【解説】
ア |
ジャーナルファイルやマスタファイルのバックアップファイルは、災害(火災、地震)などを考慮するとオリジナルと同じ場所に保管してはいけない。 |
イ |
トランザクションの処理が正常に終了できなかった場合は、ロールバック処理を実行し元に戻す処理を行う。 |
ウ |
マスタファイルとジャーナルファイルを用いて、システム障害発生直前のデータを復元する。 |
エ |
オンラインシステムの障害対策についてです。 |
【キーワード】
・ジャーナルファイル
・ロールフォワード
・トランザクションファイル
【キーワードの解説】
- ジャーナルファイル
コンピュータが処理を行ったときの通信記録やファイルの更新履歴の情報が入ったファイル。ログファイルとも呼ばれる。
- ロールフォワード
データベースに障害が発生したときに、データベースのバックアップファイルとジャーナル(ログ)ファイルから障害直前のデータまで戻すこと。
- トランザクション
分解することのできない、一連の処理のこと。
トランザクションは利用者からシステムへの要求に始まり、システム内の処理、システムから利用者への返答までである。
もっと、「トランザクション」について調べてみよう。
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