平成18年 秋期 基本情報技術者 午前 問67

セキュリティプロトコルSSLの特徴はどれか。

 ア  SSLはWebサーバだけで使用されるセキュリティ対策用のプロトコルで、ネットワーク層に位置するものである。
 イ  SSLを利用するWebサーバは、そのFQDNをデジタル署名に組み込む。
 ウ  個人認証用のデジタル証明書は、PC毎に固有のものを作成する必要がある。
 エ  日本国内では、政府機関に限り128ビットの共通鍵長のデジタル証明書を取得申請できる。


答え イ


解説

 ア  SSLはトランスポート層である。また、Webサーバ以外でも電子メールやFTP、TELNETでも使用可能です。
 イ  SSLを使用するWebサーバはドメイン名であるFQDN(Fully Qualified Domain Name)をデジタル証明書に組込み、利用者に正しいドメイン名を伝える必要があります。
 ウ  個人認証用のデジタル証明書は、PC毎に固有のものを作成する必要があります。
 エ  政府機関でなくても128ビット長の鍵は使えます。
SSLで使用する暗号化鍵長は40、56、128、256ビットがあります。


キーワード
・SSL

キーワードの解説
  • SSL(Secure Sockets Layer)
    SSLはネットスケープコミュニケーションズ社が開発したトランスポート層に位置するプロトコルで、暗号化と認証によりセキュリティを要求される通信で使用される。
    個人情報やクレジットカード情報などを入力する画面で使用されていてブラウザによってはステータスバーに南京錠のマークでSSLを使っていることを表示している。また、アドレスは https://xxxx となります。

もっと、「SSL」について調べてみよう。

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