平成18年 秋期 基本情報技術者 午前 問73

表の受払い記録において、商品の払出単価の計算方法として後入先出法を適用したとき、9月の売上原価は何万円か。

[受払記録]
9月 1日
6日
10日
17日
25日
30日
前月繰越
仕   入
売   上
仕   入
売   上
次月繰越

100個
50個
50個
50個
100個
50個
単価 3万円
単価 5万円

単価 4万円

 ア  550  イ  561  ウ  563  エ  600


答え エ


解説
計算方法として後入先出法で計算する

  • 9月1日
    在庫は単価3万円の商品が100個である。
  • 9月6日
    在庫は単価3万円の商品が100個と、単価5万円の商品が50個になる。
  • 9月10日
    50個の売上は後入先出法なので、単価5万円の商品を50個出荷する。
    売上原価は5万円×50個=250万円になる。
    在庫は単価3万円の商品が100個になる。
  • 9月17日
    在庫は単価3万円の商品が100個と、単価4万円の商品が50個になる。
  • 9月25日
    100個の売上は後入先出法なので、単価4万円の商品を50個と、単価3万円の商品を50個出荷する。
    売上原価は4万円×50個+3万円×50個=350万円になる。
    在庫は単価3万円の商品が50個になる。
  • 9月30日
    在庫は単価3万円の商品が50個である。
上記の中から売上時の原価を計算すると250万円+350万円=600万円(エ)になる。

売上原価の計算方法は後入先出法であるが、実際に在庫から出庫する商品は古いものからである。


キーワード
・売上原価

キーワードの解説
  • 売上原価
    商品を仕入れてから売ったときに、売ったときの金額の中の仕入れ値の金額。
    実際には、仕入れ値意外にも物流費用・保管費用・加工費用などの各費用も売上原価として計算される。
    売上原価の計算方法には先入先出法、後入先出法、平均法などがある。

もっと、「売上原価」について調べてみよう。

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