平成18年 秋期 基本情報技術者 午前 問76

管理図を説明したものはどれか。

 ア  原因と結果の関連を魚の骨のような形状として体系的にまとめ、結果に対してどのような原因が関連しているか明確にする。
 イ  時系列的に発生するデータのばらつきを折れ線グラフで表し、上限と下限を設定して異常の発見に用いる。
 ウ  収集したデータをいくつかの区間に分類し、各区間に属するデータの個数を棒グラフとして描き、品質のばらつきを捕らえる。
 エ  データをいくつかの項目に分類し、横軸方向に大きい順に棒グラフとして並べ、累積値を折れ線グラフで描き、主要な問題点を把握する。


答え イ


解説

 ア  特性要因図(要因関連図、フィッシュボーンチャート)の説明です。
 イ  管理図の説明です。
 ウ  ヒストグラム(度数分布図)の説明です。
 エ  パレート図(累積度数分布図)の説明です。


キーワード
・管理図

キーワードの解説
  • 管理図
    製造工程で偶発的に発生する原因による製品のばらつきと、異常原因による製品のばらつきを判断して、製造工程を管理(品質の向上、安定化)するためのものです。
    偶発原因によるばらつきは許すことのできるばらつきですが、異常原因によるばらつきは見逃すことのできないばらつきで、異常原因によるばらつきを見つけたら対策を行う必要があります。
    管理図はQC七つ道具のひとつです。

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