NAND回路による次の組合せ回路の出力Z を表す式はどれか。
ここで、
はNAND回路、・は論理積、+は論理和、X はX の否定を表す。
| ア | X ・Y | イ | X +Y | ウ | X +Y | エ | X ・Y |
答え イ
【解説】
NAND回路の入力をi、j、出力をkとすると
出力k=i・jになる。
問題の各NAND回路に図のように名称をつける。
NAND回路aは入力が共にX なので、この出力はX ・X である。
ここで、X ・X =X なので、X ・X =X である。
同様に、NAND回路bの出力はY になる。
NAND回路cは入力がX とY なので、
になる。
この式を、ド・モルガンの法則で変形すると=X +Y (イ)になる。
【キーワード】
・組合せ回路
- 組合せ回路
現在の入力値だけで出力値が決まる回路です。回路として状態を保持する機能がありません。
組合せ回路とは異なり、入力値と回路の状態で出力値が決まる回路のことを順序回路といいます。(フリップフロップを使っている回路は順序回路になります。)
もっと、「論理回路」について調べてみよう。
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