平成18年 春期 基本情報技術者 午前 問19

あるベンチマークテストプログラムの命令ごとの出現頻度と、これを実行するプロセッサの実行クロック数を表に示す。
このベンチマークテストプログラムにおけるCPI(Clocks Per Instruction)は幾らか。

命令 出現頻度(%) 実行クロック数
転送 50 1
演算 30 2
分岐 20 5

 ア  0.48  イ  0.69  ウ  2.10  エ  2.67


答え ウ


解説
CPIは1命令を処理するのにかかる平均的なクロック数なので、各命令の“出現頻度”と“実行クロック数”の積のトータル(合計)である。
 転送:50%×1=0.50
 演算:30%×2=0.60
 分岐:20%×5=1.00
CPIはこの合計なので
 CPI=0.50+0.60+1.00=2.10
(ウ)になります。


キーワード
・ベンチマーク

キーワードの解説
  • ベンチマーク(benchmark)
    コンピュータの性能(ハードウェア、ソフトウェア)を計測するための試験。
    試験用のソフトウェアを実行して、処理にかかる時間を測定して複数のコンピュータの性能の比較を行う。
    試験の内容は用途に特化した試験と総合的な試験に分かれる。

もっと、「ベンチマーク」について調べてみよう。

戻る 一覧へ 次へ