あるシステムをサブシステムa、bに分けて開発している。
現在はそれぞれのサブシステムのテストが終了した段階である。
現在までのテストに関するデータは表のとおりである。
ここで、このシステムの基準テスト項目数は、10項目/kステップである。
サブシステム名 |
開発規模 |
テスト項目 |
未解決バグ数 |
a |
30kステップ |
300 |
0 |
b |
20kステップ |
200 |
0 |
また、現在までのバグ検出状況は次のグラフで示される。
サブシステムa、bの難易度を同等とすると、現状を適切に評価している記述はどれか。
ア |
サブシステムaの方が、サブシステムbよりもバグの検出数が収束しており、品質は高いと判断できる。 |
イ |
二つのサブシステムとも、品質安定状況になく、追加テストが必要であると判断できる。 |
ウ |
二つのサブシステムとも、ほぼ同数のバグが検出されており、品質は同程度と判断できる。 |
エ |
二つのサブシステムとも、未解決バグ数は0件であり、十分にテストされていると判断できる。 |
答え ア
【解説】
ア |
サブシステムaの曲線が収束しているのでバグが出なくなってきていて、品質が高いことがわかる。 |
イ |
サブシステムaの方が、品質は高い。 |
ウ |
サブシステムbの曲線は増加傾向にあるので品質は安定していない。 |
エ |
サブシステムbは追加のテストを行う必要がある。 |
【キーワード】
・バグ曲線
【キーワードの解説】
- バグ曲線
プログラムのテストで発見される不具合(バグ)をグラフ化したものです。
縦軸に派遣されたバグの累積、横軸に時間やテスト消化項目数を取ります。
グラフはテスト初期はテスト効率が悪かったり、基本的な機能のテストになるので、バグは少ないが、テストが進むに従いバグの発見数が増えてきます。テストが終盤になるとバグが少なくなるので発見数は減っていきます。
もっと、「バグ曲線」について調べてみよう。
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