平成18年 春期 基本情報技術者 午前 問48

バーコードには、検査数字(チェックデジット)を付加するのが一般的である。
JANコード(標準タイプ、13けた)では、12けたの数の検査数字を次の方式で算出している。
この方式で算出した図のバーコード(123456789012)の検査数字として適切な値はどれか。

[JANコードにおける検査数字の算出及び付加方式]
(1)  検査数字を付加する前の右端の数字の位置を奇数けたとし、左に向かって交互に奇数けたと偶数けたとする。
(2)  偶数けたの数字の合計を求める。
(3)  奇数けたの数字の合計を求め、その値を3倍する。
(4)  (2)と(3)の合計を求める。
(5)  (4)の値の1の位の数字を10から引く。
ただし、1の位が0のときは0とする。
例えば、(4)の値が123のときは10-3=7、120のときは0とする。
(6)  (5)で求めた数字を検査数字とし、右端けたの右に付加する。

 ア  0  イ  3  ウ  5  エ  8


答え エ


解説
手順に沿って検査文字を求める。

  • 偶数けたの数字の合計を求める。
    1+3+5+7+9+1=26
  • 奇数けたの数字の合計を求め、3倍する。
    (2+4+6+8+0+2)×3=22×3=66
  • 上の2つの数の合計を求める。
    26=66=92
  • 1のくらいの数字を10から引いて、その値が検査文字
    10-2=8(エ)


キーワード
・JANコード

キーワードの解説
  • JANコード
    一次元コードの一種で、商品などについていて、POSレジなどでの読み取り使われています。
    規格では8けたと13けたの2種類があります。
    私たちがよく見るバーコードの多くはJANコードです。

もっと、「JANコード」について調べてみよう。

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