平成18年 春期 基本情報技術者 午前 問69

コンピュータで使われている文字符号の説明のうち、適切なものはどれか。

 ア  ASCII符号はアルファベット、数字、特殊文字及び制御文字からなり、漢字に関する規定はない。
 イ  EUCは文字符号の世界標準を作成しようとして考案された16ビット以上の符号体系であり、漢字に関する規定はない。
 ウ  Unicodeは文字の1バイト目で漢字かどうかが分かるようにする目的で制定され、漢字とASCII符号を混在可能にした符号体系である。
 エ  シフトJIS符号はUNIXにおける多言語対応の一環として制定され、ISOとして標準化されている。


答え ア


解説

 ア  ASCII(American national Standard Code for InfomationInterchange)符号はアメリカ規格協会が定めたものなので、英数字、特殊文字、制御文字からなり、漢字などの規定はありません。
 イ  EUC(Extended UNIX Code)は複数バイトの文字を扱う文字符号で、日本語や複数バイト言語の各国の文字の規定があります。
 ウ  UnicodeはISO(国際標準化機構)で標準化された文字符号です。1バイト目で漢字かどうかがわかるようにはなっていません。
 エ  シフトJISは日本国内の規格でISOとして標準化はされていません。


キーワード
・文字符号

キーワードの解説
  • 文字符号(文字コード)
    コンピュータ上で文字を使用するために、各文字に割り当てた値やその体系(一覧表、コード表)です。
    古くはアメリカ規格協会の定めたASCIIやIBM社の定めたEBCDICがあり、今は各国語に対応し100種類以上あります。
    最初は8ビット(1バイト)で1つの文字を8ビットで表現していましたが、日本語のように文字数が多い言語があるため16ビット(2バイト)で表現するコードもあります。

もっと、「文字コード」について調べてみよう。

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