A社とB社がそれぞれ2種類の戦略を採る場合の利得が表のように予想されるとき、両社がそれぞれのマキシミン戦略を採った場合のA社の利得はどれか。
ここで、表の各欄において、左側の数値がA社の利得、右側の数値がB社の利得とする。
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B社 |
戦略b1 |
戦略b2 |
A社 |
戦略a1 |
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戦略a2 |
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答え ウ
【解説】
A社の戦略a1、a2の利得を見ると、戦略a1では、(-15, 20)、戦略a2(0, 5)である。
ここで、マキシミン戦略を採るので、戦略a1とa2の利得の小さい方(戦略a1:-15, a2:0)を比較し、その値が大きい戦略a2を選択する。
B社も同様に戦略b1、b2の利得を見ると、戦略b1では、(-5, 15)、戦略b2(-20, 0)である。
ここで、マキシミン戦略を採るので、戦略b1とb2の利得の小さい方(戦略b1:-5, b2:-20)を比較し、その値が大きい戦略b1を選択する。
したがって、A社は戦略a2、B社は戦略b1を採るので、A社の利得は5(ウ)、B社の利得は-5になる。
【キーワード】
・マキシミン戦略
【キーワードの解説】
- マキシミン戦略(マクシミン原理)
様々なケースが考えられるときにどのケースを選択すればいいかという決定理論の一つで、各ケースの最悪値を比較し、最も良い場合を選択する方法です。
ミニマックス原理とも呼ばれます。
決定理論には他に、ラプラスの原理、マクシマックス原理、ハーヴィッツの原理、リグレット・ミニマックス原理などがあります。
もっと、「マキシミン」について調べてみよう。
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