平成19年 秋期 基本情報技術者 午前 問34

3台のコンピュータA〜Cが図のように接続されている場合、システム全体の稼働率は幾らか。
ここで、A〜Cの稼働率は、すべて0.8とする。
また、コンピュータA、Bによって構成されている並列接続部分については、A、Bのいずれか1台でも稼動していれば、当該部分は稼動しているものとする。

 ア  0.512  イ  0.768  ウ  0.928  エ  0.992


答え イ


解説
コンピュータA、Bが並列接続で、コンピュータCが並列接続なので、このシステムの稼働率は、
 (1-(1-Aの稼働率)×(1-Bの稼働率))×Cの稼働率
になり、A〜Cの稼働率は0.8なので
 (1-(1-0.8)×(1-0.8))×0.8=(1-0.2×0.2)×0.8=0.96×0.8
=0.768
(イ)になります。


キーワード
・直列システムの稼働率
・並列システムの稼働率

キーワードの解説
  • 直列システムの稼働率
    複数の装置が直列に接続しているときのシステムの稼働率は、システムを構成する各装置の稼働率の積で求めることができます。
    図のシステムのが場合、αの稼働率×βの稼働率です。
  • 並列システムの稼働率
    複数の装置が並列に接続しているときのシステムの稼働率は、システムを構成する全ての装置が停止している確率を1から引いた値になります。
    図のシステムの場合、1-(1-αの稼働率)×(1-βの稼働率)です。

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