販売管理システムの運用担当者は、販売部門のユーザーと協力して顧客マスタファイルのレコードを整備することにした。
このときマスタファイルの整備方針として、適切なものはどれか。
ア |
同じ顧客のレコードが複数条件存在してもキーが異なれば販売データの分析には問題ないので、そのまま残す。 |
イ |
顧客レコードを削除する場合は、その顧客レコードが販売管理システム及び関連システム内で使われていないことを確認してから削除する。 |
ウ |
当月の売上が発生した顧客のレコードは、内容は正しいとみなして確認の対象外とする。 |
エ |
当月の売上が発生しなかった顧客のレコードは、スペース効率の観点から、月末に物理的に削除する。 |
答え イ
【解説】
ア |
同じ顧客のレコードが複数存在した場合、顧客毎の売上の管理に影響があるので1つにまとめる作業を行う。 |
イ |
顧客レコードを削除する場合には、その顧客レコードが参照されていないことを確認してから行う。 |
ウ |
売上が発生した顧客レコードも重複などが考えられるので整備対象である。 |
エ |
月末に顧客レコードを削除すると、年間売り上げの集計などに支障が発生するので、削除してはならない。 |
【キーワード】
・マスタファイルの整備
【キーワードの解説】
- マスタファイルの整備
データベースにおけるマスタファイルとは、データベースを使用するシステムがキー情報として参照するデータのことであり、マスタファイルのレコードが参照されている場合、むやみに削除などを行うとデータベースに不整合が発生しシステムの障害になる。
したがって、マスタファイルの整備は、参照しているシステムに影響がないように、行う必要がある。
もっと、「マスタファイルの整備」について調べてみよう。
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