平成19年 秋期 基本情報技術者 午前 問62

データベースが格納されている記憶媒体に故障が発生した場合、バックアップファイルとログを用いてデータベースを回復する操作はどれか。

 ア  アーカイブ  イ  コミット
 ウ  チェックポイントダンプ  エ  ロールフォワード


答え エ


解説

 ア  アーカイブとは、複数のファイルを1つにまとめる処理のことです。
UNIX(Linux)のtarコマンドがアーカイブになります。
ZIPやLZHなどの圧縮コマンドは、アーカイブ+圧縮を行う処理です。
 イ  コミットとは、データベースの更新処理を行うトランザクションが完了(正常終了)したときに、その結果を確定させる処理のことです。
 ウ  チェックポイントダンプとは、データベースの状態を定期的に記憶するチェックポイントの結果のデータのことです。
 エ  ロールフォワードとは、データベースを格納している記憶媒体に障害が発生したときに、データベースのバックアップファイルと、バックアップファイル作成〜障害発生までのデータベース更新情報(ログ、更新後ジャーナル)を用いて、データベースの復旧を行う作業です。


キーワード
・データベースの復旧

キーワードの解説
  • データベースの復旧
    データベースの復旧には、データベースを格納している記憶媒体(ハードディスク)などに障害が発生し復旧させる場合と、データベースを操作する処理に問題が発生し、処理で操作した内容を取り消す復旧の2つがある。
    前者の復旧作業は、データベースのバックアップとバックアップから障害までのデータベース更新情報(ログ、更新後ジャーナル)を使って行い。
    後者の復旧作業は、データベース更新情報(ログ、更新前ジャーナル)を使って行う。

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