平成19年 春期 基本情報技術者 午前 問10

8ビットのレジスタがある。
このレジスタの各ビットの値をd0、d1、…、d7とし、パリティビットの値をpとする。
奇数パリティの場合、常に成立する関係式はどれか。
ここで、は排他的論理和を表す。

 ア  0 d0 d1 d7=p
 イ  d0 d1 d7=p
 ウ  d0 d1 d7 p=0
 エ  d0 d1 d7 p=1


答え エ


解説
選択肢にあるような排他的論理和の計算式は1の個数が奇数個だと“1”に、偶数個だと“0”になります。
奇数パリティの計算はレジスタの各ビットとパリティビットの1の個数が奇数個(“1”)になるので、答えはエになります。


キーワード
・パリティ

キーワードの解説
  • パリティ(parity)
    データのパリティビットを追加して、パリティビットの値を調整して、データ+パリティビットの1の数を奇数または偶数個にすることです。
    パリティビットを付加することでデータが壊れていないか(誤り)を確認できるようになります。
    1の個数を奇数個にするのを“奇数パリティ”、偶数個にするのを“偶数パリティ”といいます。
    偶数・奇数に機能的な差はありません。
    パリティの特徴は1ビットの誤りを検出できます。(検出のみで誤りの訂正はできません。また、2ビット以上の誤りの検出もできません。)

もっと、「パリティ」について調べてみよう。

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