平成19年 春期 基本情報技術者 午前 問30

プログラムのモジュール単位に主記憶を割り当てる可変区画方式のコンピュータにおいて、五つのモジュールA〜Eを次の順序でロードしたり開放したりする。
最後のモジュールEをロードした時点で、主記憶の空き容量は何か所存在するか。
ここで、主記憶は500kバイトで初期状態では何もロードされていない。
また、モジュールは空き容量の先頭からロードするものとし、その他の条件は考慮しない。

[ロードと開放の順序]
 Aのロード → Bのロード → Cのロード → Bの開放 → Dのロード → Aの開放 → Eのロード

[モジュールの大きさ]
モジュール 大きさ(kバイト)
A 200
B 100
C 150
D 80
E 90

 ア  3  イ  4  ウ  5  エ  6


答え ア


解説
最初の何もロードされていない状態を図で表すと下のようになる。
 

「Aのロード」が行われると下のようになる。
 

「Bのロード」が行われると下のようになる。
 

「Cのロード」が行われると下のようになる。
 

「Bの開放」が行われると下のようになる。
 

「Dのロード」が行われると下のようになる。
 

「Aの開放」が行われると下のようになる。
 

「Eのロード」が行われると下のようになる。
 
このときの空き箇所は3箇所(ア)である。


キーワード
・ロードと開放

キーワードの解説
  • ロードと開放
    ロードとは、モジュール(プログラム)をハードディスクなどの記憶装置から主記憶にコピーする処理。
    開放とは、主記憶にコピーしたモジュールを主記憶上から削除すること。

もっと、「モジュール」について調べてみよう。

戻る 一覧へ 次へ