平成19年 春期 基本情報技術者 午前 問48

運用テストの説明のうち、適切なものはどれか。

 ア  運用中に発生した問題に対する修正後のテストであり、原則としてユーザー部門の責任で行う。
 イ  開発したプログラムが正しく動作するかどうかを確認するテストであり、開発を担当した部門の責任で行う。
 ウ  完成プログラムを本稼働環境下で試行するテストであり、原則としてユーザー部門の責任で行う。
 エ  本稼働環境への移行を確認するテストであり、開発を担当した部門の責任で行う。


答え ウ


解説

 ア  運用後に行った修正内容を、運用(リリース)する前に行うテストのこと。
 イ  開発部門が行う、単体テスト・結合テスト・システムテストのこと。
 エ  移行テストはユーザー部門で行う。
※ユーザー部門とはシステムを運用する部門のことで、実際にシステムを利用する部門(人、エンドユーザー)とは異なる。
 例えば、インターネットモールを開発するとき、ユーザー部門はインターネットモールを運営する人であり、インターネットモールで買い物をする人がエンドユーザーになる。
(基本的にエンドユーザーはシステムの開発には関係しない。)


キーワード
・運用テスト

キーワードの解説
  • 運用テスト
    運用テストは開発環境や模擬環境で行った、システムテストのあと、実際に運用を行う環境で行うテストである。
    運用テストの目的は、開発したシステム(ソフトウェア)が機能的・性能的に問題ないことと、他のシステムに対し影響を与えないことの確認である。
    運用テストは、テストを行う環境がユーザー部門の範疇であるため、運用テストはユーザー部門が実施する。

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