平成19年 春期 基本情報技術者 午前 問50

ソフトウェアの保守に当たり、修正や変更がほかの正常箇所に影響していないことを確認するテストはどれか。

 ア  性能テスト  イ  耐久テスト  ウ  退行テスト  エ  例外処理テスト


答え ウ


解説

 ア  性能テストは、システムの応答時間や処理速度が設計したときの基準を満たしているかテストするものである。
 イ  耐久テストは、多くの処理が集中してもシステムが耐えられるかテストするものである。
 ウ  退行テストが、リグレッションテストである。回帰テストということもある。
 エ  例外テストは、例外データを与えたときに正しく例外処理を行うかどうか確認するテストである。
退行テストは、開発時に行ったテストを繰り返し行うことになるので、省力化のためのテストの自動化の対象となることが多い。(省力化しないと、テストに時間がかかり、不具合の対策をしたソフトウェアのリリースができなくなってしまう。)


キーワード
・リグレッションテスト

キーワードの解説
  • リグレッションテスト
    ソフトウェアの変更により、予想外の影響がないかを確認するためのテストのこと。
    最も多い例は、不具合(バグ)の対策を行ったことで、新たな不具合が発生していないかを確認する。
    よくある例では、MS-Windowsのパッチ(Update)を行うことで、特定のアプリケーションが動作しなくなることがあるが、これがリグレッションである。

もっと、「テスト」について調べてみよう。

戻る 一覧へ 次へ