平成19年 春期 基本情報技術者 午前 問67

Webビーコンを説明したものはどれか。

 ア  Webサイトからダウンロードされ、PC上で画像ファイルを消去するウイルス
 イ  Webサイトで用いるアプリケーションプログラムに潜在する誤り
 ウ  悪意のあるスクリプトによってPCとWebサーバ自体の両方に被害を及ぼす不正な手口
 エ  利用者のアクセス動向などの情報を収集するためにWebページなどに埋め込まれた画像


答え エ


解説
Webビーコンを使った情報収集はHTMLメールで行われています。
送信するメールにWebサーバの画像のアドレスを入れると、メール受信者がメールを開封したときにWebサーバにアクセスします。
送信者は、その画像のアクセスの確認を行うことで、送信したメールが何時読まれたのか、どこで読んだのかなどの情報を集めることができます。
プライバシー上好ましくいないので、スパム(ダイレクト)メールがHTMLメールの場合は開封するのをやめたほうがいいでしょう。もしくは、Outlookなどのメーラでは、HTMLメールの画像データへのアクセスをブロックするオプションがありますので、設定するのがいいと思います。
スパムメールを読んだことが送信者に知られると、送信者は繰り返しメールを送ってきます。また、スパムメールを読むメールアドレスの一覧として売買されるケースもあるようです。


キーワード
・Webビーコン

キーワードの解説
  • Webビーコン
    Webビーコンは、Webページに埋め込まれた情報収集用の小さい画像のことである。
    ユーザーのアクセス動向などの情報を収集するために用いられる。

もっと、「Webビーコン」について調べてみよう。

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