静止画像データの圧縮方式の特徴のうち、適切なものはどれか。
ア |
可逆符号化方式で圧縮したファイルのサイズは、非可逆符号化方式よりも小さくなる。 |
イ |
可逆符号化方式では、圧縮率は伸張後の画像品質に影響しない。 |
ウ |
非可逆符号化方式では、伸張後の画像サイズが元の画像よりも小さくなる。 |
エ |
非可逆符号化方式による圧縮では、圧縮率を変化させることはできない。 |
答え イ
【解説】
ア |
非可逆符号化方式の方が圧縮後のデータサイズは小さくなります。 |
イ |
可逆圧縮ではデータの欠損がないので圧縮しても画像品質(画質)の劣化はありません。 |
ウ |
伸張後も画像の(タテ×ヨコの)サイズは変わりません。データサイズ(容量)は小さくなります。 |
エ |
非可逆符号化方式による圧縮では、圧縮率を変化させることができます。
圧縮率を上げると、画質は劣化しますが、圧縮後のデータは小さくなります。 |
【キーワード】
・静止画像データの圧縮方式
【キーワードの解説】
- 静止画像データの圧縮方式
静止画像データの圧縮方式としてはインターネットで使用されている、JPEGとGIFが一般的である。
静止画像データの圧縮方式には非可逆圧縮方式と可逆圧縮方式があり、非可逆圧縮方式ではデータをより小さく圧縮する変わりにデータの一部を(人間の目ではわからないように)捨ててしまいます。(すなわち、圧縮後のデータから伸張しても圧縮前のデータは作れない。)
可逆圧縮ではデータに欠損のない圧縮方法で、圧縮後のデータから伸張すると圧縮前のデータを作ることが可能です。
JPEGは圧縮すると元に戻すことができない非可逆圧縮方式で、GIFは圧縮したデータを元に戻すことのできる可逆圧縮方式です。
(あまり知られていませんが、JPEGは可逆圧縮もサポートしています。)
もっと、「圧縮」について調べてみよう。
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