平成19年 春期 基本情報技術者 午前 問74

システムの運用設計においては、運用操作ミスを防止するために、あらゆる場合を想定した設計を行うことが大切である。
これまでの経験を生かしながら、未知の状況を先読みして対処手順の検討、問題点の所在の確認を行う必要がある。
これをまとめるときに活用できる手法はどれか。

 ア  PDPC法  イ  アローダイアグラム法  ウ  系統図法  エ  連関図法


答え ア


解説

 イ  アローダイアグラムとは、作業の前後関係を整理して矢印で結んだネットワークを作成し、工程上のネックとなる箇所を明確できます。
 ウ  系統図法とは、目的、結果などの最終目標を設定して、最終目標に到達するための手段を策定し、問題解決への最適手段を求める方法です。
 エ  連関図法とは、要因が複雑である事象について、その要因間の因果関係を明らかにする方法です。


キーワード
・PDPC法

キーワードの解説
  • PDPC法(Process Decision Program Chart)
    過程決定計画図のことで、「計画を実施していく上で、予期せぬトラブルを防止するために事前に考えられる様々な結果を予測し、プロセスの進行をできるだけ望ましい方向に導く方法。」になります。
    PDPC方は新QC七つ道具の一つです。
    PDPC法で計画図を作成すると、問題発生時に場当たり的な対応にならず、利用者の信頼を得やすくなります。

もっと、「新QC七つ道具」について調べてみよう。

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