平成20年 秋期 基本情報技術者 午前 問43

バグ埋込み法によってソフトウェア内に残存するバグを推定する。
テストによって現在までに発見されたバグは48個であり、総埋込みバグ22個のうち、テストによって発見されたものは16個であった。
あといくつのバグが潜在していると推定されるか。
ここで、埋込みバグの発見数とシフトウェアのバグの発見数は比例するものとする。

 ア  6  イ  10  ウ  18  エ  22


答え ウ


解説
バグの埋込みを行ってからのテストにおいて、埋込みを行ったバグが16個発見され真のバグが32個であるから、埋込んだ22個のバグのうち未発見の6個のバグを発見するまで、真のバグが同じ割合で発見されると考えると、残存する真のバグの数をx とすると、次の式が成り立つ。
 16:32=6:x
これをとくと
 x =12個
である。
したがって、潜在しているバグの数は真のバグ12個と、埋込みバグの残り6個なので、
 12+6=18個
(ウ)です。

※バグ埋込み法では、埋込んだバグをすべて発見したところで、プログラム中に(このテスト方法で検出可能な)バグは残っていないと判断します。


キーワード
・バグ埋込み法

キーワードの解説
  • バグ埋込み法(エラー埋込み法)
    ソフトウェアのテストを行うときに、開発者が故意にソフトウェアにバグ(エラー)を埋込み、第三者によるテストを行ない、発見したバグのうち埋込んだバグが幾つあるかで、プログラム中に残っているバグの数を推定する方法
    埋込んだバグをすべて発見することで、テスト終了の判断を行います。
    バグの埋込みを厳密に行わないと、品質に問題が残ります。

もっと、「バグ埋込み法」について調べてみよう。

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