化粧品の製造を行っているA社では、販売代理店を通じて商品販売を行っている。
今後の販売戦略に活用するために、次の三つの表からなるデータベースの作成を計画している。
これらのデータを用いるだけでは得ることのできない情報はどれか。
ア |
商品ごとの販売数量の日別差異 |
イ |
性別ごとの売れ筋商品 |
ウ |
販売代理店ごとの購入者数の日別差異 |
エ |
販売代理店ごとの購入者の年齢分布 |
答え ウ
【解説】
ア |
商品ごとの販売数量の日別差異は、販売代理店の日別販売データを集計することで分かる。 |
イ |
性別ごとの売れ筋商品は、顧客データと顧客の商品購入データを集計することで分かる。 |
ウ |
販売代理店ごとの購入者数の日別差異は、このデータからでは得ることができない。
顧客の商品購入データに日付の情報が必要。 |
エ |
販売代理店ごとの購入者の年齢分布は、顧客データと販売代理店の日別販売データ、顧客の商品購入データを集計することで分かる。 |
【キーワード】
・データマイニング
【キーワードの解説】
- データマイニング(data mining)
販売実績や電話の通話記録、インターネットのアクセス実績、クレジットカードの利用実績などの、企業で蓄積されるデータを解析して、その中にある因果関係などを導き出す技術のことです。
データマイニングを行うことで、2つの製品の売上の関係や、気温(天気)と商品の因果関係などを求めて、商品の仕入れや陳列などに生かすことができます。(商品Aを買う人の多くが同時に商品Bを買うことがわかれば、商品AとBは近くに陳列する。最低気温がx℃以上になると商品Cが売れるということがわかれば、天気予報を見て商品Cの仕入れ量を調整する。)
もっと、「データマイニング」について調べてみよう。
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