商品Aを先入先出法で評価した場合、当月末の在庫の評価額は何円か。
日付 |
商品Aの取引内容 |
個数(個) |
単価(円) |
1 |
繰越在庫 |
10 |
100 |
4 |
購入 |
40 |
120 |
5 |
払出し |
30 |
/ |
7 |
購入 |
30 |
140 |
10 |
購入 |
10 |
110 |
30 |
払出し |
30 |
/ |
ア |
3,300 |
|
イ |
3,400 |
|
ウ |
3,600 |
|
エ |
3,900 |
答え エ
【解説】
先入先出法なので、払出しをするときは、先に購入した商品から出て行く。(FIFOの考え方です。)
1日の在庫の状態は、単価100円が10個である。
4日の購入後の在庫の状態は、単価100円が10個、単価120円が40個である。
5日の払出しは単価100円から10個、120円から20個なので在庫の状態は、単価120円が20個である。
7日の購入後の在庫の状態は、単価120円が20個、単価140円が30個である。
10日の購入後の在庫の状態は、単価120円が20個、単価140円が30個、110円が10個である。
30日の払出しは単価120円から20個、140円から10個なので在庫の状態は、単価140円が20個、110円が10個である。
したがって、月末の在庫の評価額は
140円×20個+110円×10個=3,900円
(エ)である。
【キーワード】
・在庫管理
【キーワードの解説】
- 在庫管理
企業において適正な在庫を持つことは重要であり、在庫に過不足があると以下のような問題がある。
- 製品在庫が不足すると、品薄になり機会損失が発生する。
- 原材料の在庫不足により、製造の停止が発生する。
- 製品在庫が多すぎると、保管料(倉庫代)が発生し、売れ残りを避けるための価格の低下が発生する。(在庫一掃セール)
- 原材料の在庫が多すぎると、保管料(倉庫代)が発生したり、余分な材料の破棄が行なわれ、調達コストが高くなる。
もっと、「在庫管理」について調べてみよう。
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