平成20年 春期 基本情報技術者 午前 問8

標本相関係数が-0.9、-0.7、0.7、0.9のいずれかとなる標本の分布と回帰直線を表したグラフのうち、標本相関係数が-0.9のものはどれか。

 ア    イ  
 ウ    エ  


答え ウ


解説
問題となる標本相関係数は-0.9で負なので、右下がりの近似線のグラフの選択肢のウかエになる。
ウとエのグラフは-0.9、-0.7であり、-0.9の方が相関が強いのでウとエぼグラフを比べると、プロットした点が近似線に近い
 
(ウ)の標本相関係数が-0.9である。
なお、アのグラフの標本相関係数は0.9、イのグラフの標本相関係数は0.7、エのグラフの標本相関係数は-0.7である。


キーワード
・標本相関係数

キーワードの解説
  • 標本相関係数
    2つの変数の間の関係を示す統計学的指標であり、-1〜1までの値をとり、0から遠い値ほど相関(関係)が強いことを表し、0に近くなるほど相関が弱くなる。
    標本相関係数は2つの変数の組合せの点をグラフにプロットして、各点からの距離の総和が最も小さくなるような近似線を引いて求める。
    近似線が右上がりの時の標本相関係数は正になり、右下がりの時の標本相関係数は負になる。

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