平成20年 春期 基本情報技術者 午前 問10

7ビットの文字コードの先頭に1ビットの偶数パリティを付加するとき、文字コード30、3F、7Aにパリティビットを付加したものはどれか。
ここで、文字コードは16進数で表している。

 ア  30、3F、7A  イ  30、3F、FA
 ウ  B0、3F、FA  エ  B0、BF、7A


答え イ


解説
30、3F、7Aの各コードに偶数パリティを付加する処理を行う。

30 16進数30を2進数で表すと011 0000になり、1であるビットの個数は2で偶数なので、パリティビットは0であり、パリティを付加したデータは0011 0000(30)である。
3F 16進数3Fを2進数で表すと011 1111になり、1であるビットの個数は6で偶数なので、パリティビットは0であり、パリティを付加したデータは0011 1111(3F)である。
7A 16進数7Aを2進数で表すと111 1010になり、1であるビットの個数は5で奇数なので、パリティビットは1であり、パリティを付加したデータは1111 1010(FA)である。
したがって、30、3F、7Aに偶数パリティを付加したデータは30、3F、FA(イ)である。


キーワード
・パリティビット

キーワードの解説
  • パリティビット
    データ通信やデータのメディアへの記録(書き込み)を行うときに、エラー検出(パリティチェック)のために付加されるビットのことで、元のデータのバイト単位にパリティビットを加えて、各ビットの1の個数が偶数になるようにするのを偶数パリティ、奇数になるようにするのが奇数パリティです。
    7 6 5 4 3 2 1 0
    パリティビット データ
    データを利用するときは、バイト単位に1であるビットの個数をチェックしてエラーがないか確認します。(パリティチェック)

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