アローダイアグラムのクリティカルパスでの総所要日数は何日か。
ここで、矢印に示す数字は各作業の所要日数を表す。
答え エ
【解説】
@からFへの経路で最も長いものがクリティカルパスなので各経路について所要日数を求める。
- @→A→F
A+E=5+5=10 …(1)
- @→C→D→F
B+D+F=4+2+2=8 …(2)
- @→C→D→E→F
B+D+G=4+2+5=11 …(3)
- @→B→C→D→F
- @→B→C→D→E→F
B→Cのダミー作業があるので、@→B→CはCの3日で終わるが、@→CのBの作業を待つので、@→B→Cの所要日数は@→Cと同じである。
したがって、最も所要日数がかかる経路は、@→C→D→E→Fで 11日(エ)である。
【キーワード】
・アローダイアグラム
・クリティカルパス
【キーワードの解説】
- アローダイアグラム(arrow diagram)
作業と日程の流れを矢印で結ぶことで作業の順序を明示的に表すことができ、日程管理に使われます。
PERT図(Program Evaluation and Review Technique)ともいわれます。
実線は実際の作業が発生する箇所で、点線部分は作業は発生しないが同期を行う必要があることを示します。
新QC七つ道具の一つです。
- クリティカルパス(critical path)
生産工程やシステム開発プロジェクトなどで、並列作業や従属関係(前工程が終わらないと次工程に進めないなど)にある複数の作業のうち、開始から終了までをつなぐ時間的余裕のない一連の作業の集まりのことです。クリティカルパスにある作業に遅れが生じると生産工程やプロジェクト全体も遅れが発生します。
また、電子回路において最終的な回路の出力に影響を与える部分のこともクリティカルパスと呼びます。(この場合、クリティカルパス以外の部分回路は冗長な回路になります。)
もっと、「アローダイアグラム」について調べてみよう。
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