平成18年 秋期 ソフトウェア開発技術者 午前 問14

次の流れ図による処理を複数回実行したとき、途中に出現し得る実行順序はどれか。
ここで、二重線は、並列処理の同期を表す。

 ア  B→A→B→A  イ  B→X→A→Y
 ウ  X→B→A→Y  エ  Y→X→B→A


答え イ


解説
問題の図から以下のことがわかる。

  • A→BとX→Yのシーケンスがある。
  • 同一のシーケンスが2回同期箇所を通ることはない(B→A→B→AやY→X→Y→X)
  • X→Bの次は必ずYに、A→Yの次は必ずBになる。
この条件をみたすのはB→X→A→Y(イ)である。


キーワード
・並列処理の同期

キーワードの解説
  • 並列処理の同期
    2つの処理シーケンスを実行するとき、同期の箇所まで処理が進んだ処理シーケンスは、他の処理シーケンスが同期箇所に来るまで待つ動作をすることである。
    問題の図ではA→BのシーケンスでBが終わると、X→YのシーケンスのYが終わるのを待つ。

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