平成18年 春期 ソフトウェア開発技術者 午前 問71

公開鍵暗号方式に関する記述のうち、適切なものはどれか。

 ア  AESはNISTが公募し、1997年に決定した公開鍵暗号方式の一種である。
 イ  RSAは、素因数分解の計算の困難さを利用した、公開鍵暗号方式の一種である。
 ウ  公開鍵暗号方式の難点は、鍵の管理が煩雑になることである。
 エ  通信文の内容の秘匿に公開鍵暗号方式を使用する場合、受信者の復号鍵を公開する。


答え イ


解説

 ア  AESは共通鍵暗号方式です。
 イ  RSAは、素因数分解の考え方を利用した公開鍵暗号方式です。
 ウ  公開鍵暗号方式は自身の秘密鍵以外は公開された情報なので鍵の管理は容易です。
 エ  通信文の暗号化を行うときは、受信者が公開している暗号化鍵を使用します。


キーワード
・公開鍵暗号方式

キーワードの解説
  • 公開鍵暗号方式
    暗号化と復号で異なる鍵を使用する暗号方式で、データの送信者は受信者が公開している暗号化鍵でデータを暗号化して送信します。
    受信者は自分しか知らない復号鍵を使って復号を行います。
    代表的な暗号化アルゴリズムには、RSA暗号、楕円曲線暗号などがあります。

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