現在の商用並列コンピュータの多くが採用しているマルチプロセッサの処理方式の一つで、プロセッサごとに異なる命令を並列に実行させるものはどれか。
ア |
CISC |
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イ |
MIMD |
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ウ |
RISC |
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エ |
SIMD |
答え イ
【解説】
ア |
CISC(Complex Instruction Set Computer)は、複雑で高度な処理を行う命令をもつプロセッサのことです。複雑な処理も一命令で実現できるため処理速度の向上が期待できます。 |
イ |
MIMD(Multiple Instruction, Multiple Data)は、複数のプロセッサで複数のデータを処理することであり、マルチプロセッサによる並列処理を意味している。 |
ウ |
RISC(Reduced Instruction Set Computer)は、プロセッサの個々の命令の処理速度を向上させることで、プロセッサの処理速度を向上させる技術のことです。命令は単純なものを用意し、その組合せで複雑な処理を実現します。 |
エ |
SIMD(Single Instruction, Multiple Data)は、一つのプロセッサが一回の命令で複数のデータを処理する方法で、処理速度の向上を実現する。 |
【キーワード】
・並列コンピュータ
【キーワードの解説】
- 並列コンピュータ
1台のコンピュータ内で複数のプロセッサ(CPU)を動作させることで、処理能力の向上を実現する技術である。
通常の処理では処理した結果を次の処理で使用するため、ただ単にプロセッサを複数動作させるだけでは処理効率は向上しないので、実行順序に依存しないようなプログラムを動作させることが必要になる。
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