密結合のマルチプロセッサの性能が、1台当たりのプロセッサ性能とプロセッサ数の積に等しくならない要因として、最も適切なものはどれか。
ア |
主記憶へのアクセスの競合 |
イ |
通信回線を介したプロセッサ間通信 |
ウ |
プロセッサのディスパッチ処理 |
エ |
割込み処理 |
答え ア
【解説】
ア |
密結合のマルチプロセッサでは主記憶を共有するので、主記憶アクセスの競合が発生し性能に影響します。 |
イ |
通信回線を使用したプロセッサ間の通信は疎結合の特徴です。
密結合では共有メモリを介して通信(データの受渡し)を行います。 |
ウ |
ディスパッチ処理(プロセスのスケジューリング、プロセスの切り替え)は、マルチプロセッサ以外でも発生し、性能に影響します。 |
エ |
割込み処理は、マルチプロセッサ以外でも発生し、性能に影響します。 |
【キーワード】
・マルチプロセッサ
【キーワードの解説】
- マルチプロセッサ(multi-processor)
1台のコンピュータ上に複数のプロセッサを搭載したシステムのことです。
プロセッサの接続の形態で密結合と疎結合に分類されます。
- 密結合
共通的にアクセスするメモリをもち、高度な結合をした形態です。
- 疎結合
複数の独立したコンピュータを通信システムで結合したものです。
もっと、「マルチプロセッサ」について調べてみよう。
戻る
一覧へ
次へ
|