平成19年 春期 ソフトウェア開発技術者 午前 問18

キャッシュメモリのアクセス時間が10ナノ秒、主記憶のアクセス時間が70ナノ秒、キャッシュメモリのヒット率が90%のとき、実効アクセス時間な何ナノ秒か。

 ア  9  イ  16  ウ  40  エ  64


答え イ


解説

  • 主記憶のアクセス時間をM(70ナノ秒)
  • キャッシュメモリのアクセスアクセス時間をC(10ナノ秒)
  • キャッシュメモリのヒット率をr (90%)
とすると、実効アクセス時間x は次の式になる。
 x =C×r +M×(1-r )

この式に問題の条件を当てはめると、
 10ナノ秒×90%+70ナノ秒×(1-90%)=9+7=16ナノ秒
(イ)である。


キーワード
・キャッシュメモリ

キーワードの解説
  • キャッシュメモリ(cache memory)
    CPU内にある高速アクセス可能なメモリで、主記憶のデータの中からアクセス頻度が高いデータを、一時的に格納することで、CPUから主記憶のアクセスをキャッシュメモリに代えることで、メモリへのアクセス速度を上げ、処理速度を向上させる。
    キャッシュメモリに格納するデータには、プログラムそのものである場合(命令キャッシュ)と、プログラムが使用するデータである場合(データキャッシュ)がある。

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