平成19年 春期 ソフトウェア開発技術者 午前 問33

1件のデータについて、読取りに40ミリ秒、CPU処理に30ミリ秒、書込みに50ミリ秒かかるプログラムがある。
このプログラムで、n 件目の書込みに併せてn +1件目のCPU処理とn +2件目の読取りを並行して行うと、1分当たりの最大データ処理件数は幾つか。
ここで、OSのオーバヘッドは考慮しないものとする。

 ア  500  イ  666  ウ  750  エ  1,200


答え エ


解説
問題文から、書込みの50ミリ秒の時間内で、読取りの40ミリ秒とCPU処理の30ミリ秒は処理が完了するので、読取りをR、CPU処理をE、書込みをWで表すと図のような順に処理される。
 
ここで、問題は『1分当たりの最大データ処理件数』なので、50ミリ秒の書込み処理を1分間で何回行えるかが求める答えになる。
すなわち、
 60秒÷50ミリ秒=1,200
(エ)になる。


キーワード
・スループット

キーワードの解説
  • スループット(throughput)
    単位時間当たりの処理能力のことです。
    コンピュータでの一連の処理(トランザクション)の件数や、通信での転送データ量などの性能を表すのに使用します。

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