平成19年 春期 ソフトウェア開発技術者 午前 問59

ATMとパケット交換方式をと比較した場合、ATMの特徴として適切なものはどれか。

データ転送単位の長さ 網内遅延
可変 大きい
可変 小さい
固定 大きい
固定 小さい


答え エ


解説
パケット交換方式と比較した場合、ATMは53バイトの固定長のセルにデータを分割することと、ヘッダー部が小さく固定長であるためハードウェア処理により遅延が小さいことが特徴の通信プロトコルです。


キーワード
・ATM
・パケット交換

キーワードの解説
  • ATM(Asynchronous Transfer Mode)
    送信するデータをセルと呼ばれる固定長(53バイト、ヘッダー部:5バイト、データ部:48バイト)のデータに分割して送信する通信プロトコルです。
    固定長のデータに分割することでハードウェアでの処理が容易になり、遅延を少なくすることができます。
    ADSLで採用されています。
  • パケット交換
    送信するデータを複数のデータに分割して送信する通信プロトコルです。
    データを送信する端末は、送信するデータをパケットと呼ばれる少量のデータに分割し、分割したデータそれぞれに送信先のアドレスなどの制御情報を付加して送信します。
    受信側の端末は、受信したデータの制御情報を参照して、データの組立てを行ないます。
    パケットの大きさには可変と固定のものがあります。

もっと、「ATM」について調べてみよう。

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