平成19年 春期 ソフトウェア開発技術者 午前 問65

関係データベースのビューに関する記述のうち、適切なものはどれか。

 ア  ビューでは、元の表の列名を異なる名称で定義することができる。
 イ  ビューでは、元の表から指定した列全体を抜き出して定義するものであり、指定条件を満足する行だけを抜き出して定義することはできない。
 ウ  二つ以上の表の結合によって定義されたビューは、いつでも更新操作が可能である。
 エ  元の表に新たな列を追加するときは、既存のビューにも影響が出るので、ビューを再定義する必要がある。


答え ア


解説

 ア  元の表の列名と、ビューの列名では異なった名称にすることが可能です。
 イ  ビューでは条件にあった任意の列を抜き出すことが可能です。(例、テスト結果の表から、得点が80点以上のデータを抜き出す。)
 ウ  2つの表を結合して定義したビューの変更は、元のデータのどこを変更すればいいかの情報がないため、必ずしも変更できるとは限りません。
 エ  元の表(データ項目)に列を追加しても、既存のビューには影響しません。行(データ)の追加を行ったときは、再定義が必要です。


キーワード
・ビュー

キーワードの解説
  • ビュー(view)
    1つ以上の表から、表の中のデータから任意の条件にあったデータを選択し、表示したものです。
    関係データベースの操作言語であるSQLで定義されています。

もっと、「ビュー」について調べてみよう。

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