平成20年 秋期 ソフトウェア開発技術者 午前 問4

Random(n )は、0以上n 未満の整数を一様な確率で返す関数である。
整数型の変数A B 及びC に対して一連の手続きを実行したとき、C の値が0になる確率はどれか。

 A =Random(10)
 B =Random(10)
 C =A -B

 ア  1/100  イ  1/20  ウ  1/10  エ  1/5


答え ウ


解説
変数A B はRandom(10)なので、値としては0〜9の10種類の整数である。
ここで、A の値が0になる確率は1/10で、B の値が0となるのも1/10なので、A =B =0となる確率は1/100である。
同様にA =B =1となる確率も1/100、A =B =2となる確率も1/100、…、A =B =9となる確率も1/100であるから、A =B となる確率は
 (1/100)×10(0〜9の10通り)=1/10
(ウ)である。


キーワード
・乱数

キーワードの解説
  • 乱数
    区間内に属するすべての値が同じ程度に発生し、ある値の前後の値とは関係しない数字の並びのことです。
    発生する値x に1, 2, 3, …, nと番号をつけたとき、xnxn-1xn+1との間に規則性がないものになります。(代表例はサイコロを振って出た目の数です。)
    コンピュータで完全な乱数を発生させることは不可能なため、擬似的に特殊なアルゴリズムを用いて作り出します。(擬似乱数)

もっと、「乱数」について調べてみよう。

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