平成20年 秋期 ソフトウェア開発技術者 午前 問8

逆ポーランド表記法で表された式を評価する場合、途中の結果を格納するためのスタックを用意し、式の項や演算子を左から右に順に入力し処理する。
スタックが図の状態のとき、入力演算子となった。
このときに行われる演算はどれか。
ここで、演算は中置表記法で記述するものとする。

 ア  A  演算子 B  イ  B  演算子 A
 ウ  C  演算子 D  エ  D  演算子 C


答え ウ


解説
キーワードの解説の通り「x+y」を逆ポーランド表記法で記述すると「xy+」になる。
これをスタックを使って逆ポーランド表記法から中置表記法に変換処理すると
“x”をスタックに入れ

“y”をスタックに入れ

演算子“+”を処理するときに、スタックから変数“y”を取り出し演算子の後に置き(「+y」)

スタックから変数“x”を取り出し演算子の前に置き「x+y」となる。

したがって、スタックの状態が

ときに演算子を処理すると『C  演算子 D 』(ウ)になる。


キーワード
・逆ポーランド表記法

キーワードの解説
  • 逆ポーランド表記法(逆ポーランド記法)
    演算子(+, -, ×, ÷)を演算対象の後ろに記述する表記方法。
    逆ポーランド記法、後置記法とも呼ばれる。
    例)「x+y」を逆ポーランド表記法で記述すると「xy+」になる。

もっと、「逆ポーランド表記法」について調べてみよう。

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