H28 技術士(情報工学)ソフトウェア工学 II-1-4:WBS


(1)WBSとは
WBSはWork Branch Structureの略で、プロジェクトの実行で行う作業を段階的に細分化して管理しやすい単位にすることを目的とする。
(2)WBSの利用法
大規模なプロジェクトではコーディングやテストなどの作業は複数の技術者が長期間にわたって関わるため、正確な工数の見積もりが困難であるが、WBSを行い作業を細かな部分に分割することで見積もりを正確に行うことができる。
また、細かな作業単位にすることで、計画時に抜けがあったときに見つけることが可能であり正確な見積もりが行えたり、プロジェクトの途中で抜けに気づいて計画を変更するようなことがなくなる。
(3)WBS利用時の留意点
WBSを行うときは分割した最終的な作業単位で、スケジュールを作成し、進捗管理を行うため、進捗管理で扱いやすいレベルに分割することが必要で大きすぎたり、細かすぎたりしないように注意する必要がある。また、分割した個々の作業の大きさ(必要な工数、期間)はできるだけそろえた方が後々管理しやすい。
WBS作成時の注意点としては、先に説明したように見積もり時の想定作業の抜けがないことの確認を行う必要があるため、プロジェクトマネージャが作成したWBSはプロジェクトの実務担当であるリーダなどが確認することも大事である。


[Intermission]
“WBS”作成という作業は、企業によって方言が多く、上に書いたような本来のWBSの意味である作業の分割を行うところかから、WBSからアローダイアグラムを作り、さらにガントチャートまで作ることを求める企業まであります。
後者のような企業に勤める人は、回答の記述内容に注意が必要ですね。



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