イーサネットにおいて、ルータで接続された二つのセグメント間でコリジョンの伝搬と、宛先MACアドレスの全てのビットが1であるブロードキャストフレームの中継について、適切な組合せはどれか。
コリジョンの伝搬 | ブロードキャストフレームの中継 | |
ア | 伝搬しない | 中継しない |
イ | 伝搬しない | 中継する |
ウ | 伝搬する | 中継しない |
エ | 伝搬する | 中継する |
答え ア
【解説】
ルータはコリジョンが発生した信号を中継しないので、コリジョンは異なるセグメントに伝搬しません。
ブロードキャストフレームはルータが中継するためのIPアドレスが指定されていないため中継しません。そのため、DHCPなどをルータで接続された異なるセグメント間で行うためにはブロードキャストフレームを通過させるルータのリレーエージェントの機能を使用する必要があります。
コリジョンの伝搬 | ブロードキャストフレームの中継 | |
ア | 伝搬しない | 中継しない |
コリジョンが発生した信号が伝搬する範囲を“コリジョンドメイン”(collision domain)、ブロードキャストフレームが届く範囲を“ブロードキャストドメイン”(broadcast domain)と呼び
コリジョンドメイン | ブロードキャストドメイン | |
リピータ | 分割しない | 分割しない |
ブリッジ (スイッチングハブ、L2スイッチ) |
分割する | 分割しない |
ルータ (L3スイッチ) |
分割する | 分割する |
【キーワード】
・コリジョン
・ブロードキャスト