SNSやWeb検索などに関して、イーライ・パリサーが提唱したフィルターバブルの記述として、適切なものはどれか。
ア | PCやスマートフォンなど、使用する機器の性能やソフトウェアの機能に応じて、利用者は情報へのアクセスにフィルターがかかっており、様々な格差が生じている。 |
イ | SNSで一般のインターネット利用者が発信する情報が増えたことで、Web検索の結果は事情に膨大なものとなり、個人による適切な情報収集が難しくなった。 |
ウ | 広告収入を目的に、事実と異なるフィルターのかかったニュースがSNSなどを通じて発信されるようになったので、正確な情報を検索することが困難になった。 |
エ | 利用者の属性・行動などに応じ、好ましいと考えられる情報がより多く表示され、利用者は実社会とは隔てられたパーソナライズされた情報空間へと包まれる。 |
答え エ
【解説】
Web検索やSNSサービスは個々の利用者の履歴から、各利用者が求めると思われる情報を優先的に表示することで利便性を高めるようになっている。
その結果、Web検索やSNSから得られる情報が実社会の情報とは隔てられたパーソナライズされたものになってしまうのがフィルターバブルです。
フィルターバブルの結果、賛同する意見ばかりに囲まれることで政治的・宗教的な動きが先鋭化していくリスクや、自分の意に沿わない新しい情報が届かなくなるリスクが指摘されています。
【キーワード】
・フィルターバブル