ブロック暗号の暗号利用モードの一つであるCTR(Counter)モードに関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア | 暗号化と復号の処理において、出力は、入力されたブロックと鍵ストリームとの排他的論理和である。 |
イ | 暗号化の処理において、平文のデータ長がブロック長の倍数でない時にパティングが必要である。 |
ウ | ビット誤りがある暗号文を復号すると、ビット誤りあるブロック全体と次のブロックの対応するビットが平文ではビット誤りになる。 |
エ | 複数ブロックの暗号化の処理は並列に実行できないが、複数ブロック復号の処理は並列に実行できる。 |
答え ア
【解説】
ブロック暗号の暗号利用モードには代表的なものとして以下のようなものがある。
ア | 暗号化と復号の処理において、出力は、入力されたブロックと鍵ストリームとの排他的論理和であるのは、CTR7モードです。(〇) |
イ | 暗号化の処理において、平文のデータ長がブロック長の倍数でない時にパティングが必要であるのは、ブロック化の説明です。(×) |
ウ | CBCモード以外では、ビット誤りがある暗号文を復号すると、ビット誤りあるブロック全体とそれ以降の次のブロックの対応するビットが平文ではビット誤りになる。(×) |
エ | CBCモード以外では、複数ブロックの暗号化の処理も復号の処理も並列に実行できない。(×) |
【キーワード】
・ブロック暗号